2022年12月28日お知らせ
12月29日~1月4日までコーヒー通販の出荷は休業させていただきます。 n業中のご注文に関しまして...
2021年12月27日お知らせ
この期間中のご注文は2022年1月5日より順次発送いたします。 尚、元町店舗は年末年始は通常営...
2021年4月23日お知らせ
5月1日~5日まで、GW休暇のため発送業務は休みです。...
2021年1月29日お知らせ
2月1日(月)~3(水)まで臨時休業させていただきます...
私ども放香堂珈琲は、日本最古のコーヒー店としてコンサイスカタカナ辞典の「コーヒー」と「カフェ」のそれぞれの語句説明文内にて紹介されています。
また、東京書籍 文科省公認の中学歴史の教科書の中にも紹介されています。
明治15年発刊の「豪商神兵湊の魁 ごうしょうしんぺいみなとのさきがけ」という当時の神戸商人たちの店の様子を描いた木版画があります。(木版画は、現在神戸市立博物館に展示されており、一般に公開されています。)
この中に当時の放香堂が描かれていますが、「印度産 加琲 放香堂」という看板が店前に飾られています。よって忠実に再現するため、当店の看板メニューのコーヒーにはインド産の豆を使用することにいたしました。インド産のアラビカ種のみでブレンドした、純インドブレンドコーヒーです。インドのコーヒー豆はあまり日本では流通していない希少な豆です。
私どもの神戸は、神戸港の発展と共に栄えてきました。その神戸港の礎を作ったのが、かの有名な幕臣 勝海舟です。神戸の土地が港をつくるうえで大変都合の良いことを見抜き、幕府に対して進言しそれが認められたのです。実は神戸の発展に大きく貢献した人物である勝海舟。その勝海舟の通称が「勝 麟太郎」でした。神戸港がなければ入ってこなかったであろうコーヒー豆。勝海舟「勝 麟太郎」とコーヒー豆の意外な縁を感じ、当店の看板メニューである明治復刻コーヒーにその名を冠したのです。
明治11年当時、放香堂が読売新聞に「焦製飲料コフィー店内にてお求め、或いは飲用自由」の広告を掲載しました。「焦製飲料」というほどに焦げた飲み物・・と当時の人々は感じたのでしょう。コーヒー豆は浅い焙煎のものより深く焙煎したものの方が挽きやすいのですが、おそらくコーヒーミルなどない時代挽きやすいようにさぞかし深く煎ったものと考えられます。よって〈麟太郎〉も当然深煎り焙煎にし酸味の少ないタイプに仕上げています。
明治初期、ヨーロッパ諸国にはコーヒーミルは既に存在していましたが、放香堂にそれらミルが伝わっていたかは残念ながら記録にはありません。放香堂ではお椀型の臼や薬研を使って挽いていたと伝えられています。
そこでわたしどもは特に臼で挽く事に注目し、石臼を現代風にアレンジすることにチャレンジいたしました。抹茶を石臼で挽くがごとくコーヒー豆を石臼でゴリゴリと挽くイメージです。
しかし簡単にはいきませんでした。抹茶石臼とはそもそも目立てが違い、しかもコーヒー豆を挽くには上下の石の重さのバランスも全くあわなかったのです。
約半年の試行錯誤の結果、コーヒー豆専用石臼が完成いたしました。石臼は挽くときに「熱」を発生させず、コーヒー豆本来の風味や香りを大切に守るという長所を持っています。
また、電動ミルと違い均一の大きさの挽き豆が出てくるわけではありません。少し粗めのものがあったり細挽きのものがあったり・・・実はこれも石臼挽きのもう一つの大きなアピールポイントなのです。
単純に焙煎度合いを考慮せずにいえば、粗めの豆ならあっさりめ。細かめの豆なら苦めのコーヒーといえるのですが通常の電動ミルなら当然ながらいずれかにしか挽くことは出来ません。
それに対して私どもの石臼挽きコーヒーは粗めと細かめの両方の豆がブレンドされているのです。それにより一本調子ではない深い味わいのコーヒー豆が出来上がります。味の均一化とは対極の「ゆとり」としてどうぞ石臼挽きのコーヒー豆をお楽しみ下さいませ。
明治時代にペーパードリップは当然ながら存在せず、トルコのコーヒーのようにコーヒー豆を煮出してその上澄みを飲んでいたようです。
この抽出法は現代でいうところの、フレンチプレス(カフェプレス)での抽出が当てはまります。 当店においてもフレンチプレスにて抽出を行い、お客様におだししております。スペシャリティコーヒーのカップ検査においてもこの方法が用いられるほどコーヒー豆の本来の風味やコクを味わうことが出来ます。
神戸・元町の放香堂加琲の店舗にこの石臼は設置されており、毎日スタッフによりゴリゴリと豆が挽かれ、道行く人々が足を止める光景がみられます。
「明治復刻石臼コーヒー 麟太郎」をオーダーされたお客様にこの挽きたての豆を使用したコーヒーを提供させていただいております。
こうして〈明治復刻石臼コーヒー 麟太郎〉が完成いたしました濃厚で苦味とコクのバランスが素晴らしいコーヒーです。
コーヒー豆での販売も神戸・元町の店舗では人気です。インド産の上質なアラビカブレンドをどうぞご自宅でお楽しみ下さい。
石臼で挽いたコーヒー豆をご自宅のペーパードリップやフレンチプレスでお楽しみいただくこともおすすめです。
まずコーヒー豆をお選びいただき、豆のままか石臼挽きかをお選びくださいませ。石臼挽きの場合は、ご注文後に挽いたものをすぐに発送いたします。
電動ミルを使用した場合、約4~5度上昇。手動ミルを使用した場合、約7~8度上昇。石臼で挽いた場合は変化なしというデータがあります。これはどういうことかといいますと、豆にストレスがかかっていないという事であり、 香りを大切にするという事に他なりません。
石臼挽きは電動ミルのように均等には挽けません。粗めや細かめの豆ができます。そのため深煎り焙煎の豆を使用した場合でも、細かめの豆がコクや苦味を受け持ち、荒目の豆がさっぱりさせるという、通常できないブレンドが 一回で出来上がります。 ※抽出方法はプレス式をおすすめいたします。石臼で挽いたコーヒー豆の特長を最大限に生かす にはプレス式が一番です。 また一杯で10g~12g、2人分で20gのコーヒー豆を使用していただくこともおすすめいたします。 適量の豆を使用することが、ご自宅で美味しいコーヒーをお飲みいただく大前提です。
元町の店舗では専用の石臼で毎日この豆を挽き、明治復刻コーヒーとしてお客様にご提供し大変好評を得ています。インド産のアラビカ種のみをブレンドし、深煎り焙煎に仕上げています。どっしりとしたコクと苦味がありながら、 豆の持つ深い味わい、コーヒーのうまみをお楽しみいただける当店の看板メニューです。おすすめの抽出方法はフレンチプレスで約3分半、じっくり抽出してください。
当店のライトブレンド。柔らかで果実味豊かな酸味を持つコーヒー豆を厳選いたしました。 嫌な酸っぱさを感じるコーヒーを飲んで、浅煎りタイプが苦手になった方も多いのでは?放香堂加 琲のライトブレンド平左ェ門は中浅煎りに焙煎してコクをだしながら飲んだ瞬間に広がる果実味、そ して鼻にぬける香りを楽しんでいただけるよう仕上げております。
放香堂加琲のストロングブレンド。 インドネシアのスマトラ島で栽培された高級なアラビカ種であるマンデリンをベースにした贅沢なオリジナルブレンドです。濃厚で苦味・コクがあり独特の香ばしさもある重厚な味が特の深煎りブレンドです。
当店の物販コーナーでも大人気の商品です。力強いコクと苦味が特徴の深煎り焙煎の豆を細挽きにしていま800cc~1000ccくらいの水に本袋1パックを入れて約8時間冷蔵庫でじっくりと抽出してください。大変上品な飲み口なアイスコーヒーが出来上がります。ご自宅で贅沢なアイスコーヒーがお飲みいただけます! ※水の量や抽出時間はお好みで試してみてください。本袋1パックでグラス約6~8杯とれますので、10袋なら約60~80杯分!
1袋(50g入り) / 540 円
お届け先1件につき商品のお買い上げ金額が・・・
熨斗対応をご希望される方は、お問い合わせよりご連絡下さい。
10/16
神戸新聞夕刊1面にて当店の記事が掲載。
日本初のコーヒー店を開いたとされる「放香堂」が喫茶を復活させた旨の内容が紹介される。
10/21
毎日新聞夕刊1面にて当店の記事が掲載。
日本で初めてコーヒーを提供・販売した店とされる「放香堂」が喫茶コーナーを復活させて旨の内容が紹介される。
11/25 読売新聞朝刊において国内初のコーヒー店を開いたとされる「放香堂」が元町本店横でコーヒー店を復活させた旨の内容が紹介される。
12/3 産経新聞朝刊において、日本初のコーヒー店を開業した「放香堂」が神戸の元町にて再開した旨の内容が紹介される。
12/5 朝日新聞朝刊において、UCCコーヒー博物館(神戸市)によると店内で飲み物の形でコーヒーを提供したのは確認できる中では放香堂が最も古いのではないかとの館長の談話を含めた記事が掲載される。
12/24 日本経済新聞において、放香堂は1878 年から店舗でもコーヒーを提供した最古参の店として紹介される。
4/19 東京書籍発行の中学校教科書「新しい社会 歴史」内で放香堂が紹介される。
「日本で最古のコーヒー店」といわれる由来
約150年前の慶応3年(1868年)、時代は幕末、京都の近江屋で坂本竜馬が暗殺された年に神戸では新たに神戸港が開港され、諸外国との貿易の幕を開けました。
その頃、京都の茶の里である和束村で宇治茶の製造・卸を営み、松平家のお抱え商人であった放香堂は、明治7年(1874年)に現在の神戸元町商店街において宇治茶の小売り店を開店させました。また宇治茶の小売りと並行させてコーヒー豆の輸入も手掛け、明治11年(1878年)の讀賣新聞にコーヒーの販売および店内での飲用自由を謳った広告を掲載したのです。
これが「日本で最古のコーヒー店」といわれる由来となっています。当時の店前のにぎわいは、神戸市立博物館に展示されている明治15年発刊の木版画「豪商神兵湊の魁」が今に伝えています。当時使用していたコーヒー豆はインド産と伝えられていますが、この木版画に描かれているお店の看板にも「印度産加琲」とありそれを裏付けています。
ちなみにこの頃の「珈琲」は「加琲」と書かれており、当店のロゴもそれに倣っております。
日本で最古のコーヒー店として放香堂は、三省堂のカタカナ辞典や平成28年度版の東京書籍の中学校教科書にも紹介されています。
放香堂コーヒー
営業時間:9時~21時半水曜休み
兵庫県神戸市中央区元町通3-10-6
電話番号: 078-321- 5454
インドアビューで放香堂店内をご覧になれます。
和束貿易株式会社 (株式会社 放香堂100%出資子会社)
〒650-0022 兵庫県神戸市中央区元町通3-10-6
TEL 078-321- 5454 FAX 078-331- 3824
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